松原の部屋

従来の半分の知能で運営しています

22.8.28 運転会

ご無沙汰してます松原です。
相変わらずブログに書こうと思えば書けるような出来事が月一ペースでできてはいるけど書いてない、そんな状況をいい加減なんとかしようととりあえず一筆したためてみる、ってのが今回の記事です。

タイトル通りNゲージの運転会に行って来ました。
今回はいつもの水鉄モデラーズの面々にゲストを含む8人くらいで水戸市内某所の公民館で開催。


今回の目玉は「作ったら製品化が決まったE531の赤電」。それが2人の工作派オタクによって2本生えてました。なにやらこの塗装、水戸支社としては「もし筑波万博が開かれず、415系があの白地に青帯の塗装に塗り替えられなくて、赤電塗装のままE531系が作られていたら……」っていうif世界線の設定もあるんだとか。


続いてはうちの子。上の写真にも写り込んでいますが、KATOの701系秋田車。今年の年明けに衝動買いしました。
かれこれ20年近く前に秋田の親戚の家に行った時に乗った思い出の車です。この丸いライトに紫とピンクの帯がなんとも愛らしい。701系は秋田色が一番好き。というか北日本の電車では一番好きなまである。

やっぱり他の面々も701系はじめ東北の車を多数持ってきてた。ってことで空いてる留置線で撮影会を開始。


またしてもうちの子。KATOのN2000系うずしお5両セット。初めての四国訪問の時、乗る予定だったうずしお号が始発の岡山で運転打ち切りになった腹いせに購入したもの(なぜ?)(注:この時乗る予定だったのは2700系)ですが、巡り巡って実車に乗れたのでヨシ!
ランボードに色差しするついでに軽くウェザリングを施工。次は床下……って言い続けて1年近く経ちますがやってません。


今度はうちの子とよその子のコラボ。久しぶりに鉄コレの207-900を走らせてやろうと出したらなんとオタクが209-1000を出してきた!常磐緩行線の希少車並びが実現。この207-900、うちに来て3年くらい経つけど常磐緩行線の車と並ぶのはこれが初めて。


副会長からオハ数両とマニ37とスロ62を借り受けて十和田5号(53.10~54.10)を組成。
この数日後にKATOからついにオハ46とオハフ45が単品で発売されたのでもちろん購入。やっと常磐線の普通客車列車が全車自分の車で組めるようになりました。次回運転会でお披露目予定。

そしてこちらも十和田5号。さっきの旧客の後釜で、54.10改正から57.11改正までの期間に運転された、12系12両にオユ10とマニ37(下りのみ)を繋げた組成……なのですがオユを組み忘れる痛恨のミス。組むときはちゃんと編成表を確認しましょう。(というかオユは自前なんだからさ……)


青い客車繋がりでこっちはTOMIXのあけぼの。一気に2010年代になってしまいました。屋根を汚したので良い感じ。次は室内灯かなぁ。スロネは上段と下段で室内灯の色が違うらしいので先達の作例を参考にします。あとこっちもそのうち床下を汚すつもりでいる。


そしていよいよメインディッシュの登場!
なんかみんなE531持ってきてたので全部並べようぜ!ってことで続々と搬入。最終的に10連5本、5連6本(うち赤電2本)、計80両のE531とその他常磐線の面々が一堂に会しました。ちなみにうちの子は赤電の向かって右隣のE531系、415系、ひたち色の485系とその左隣、エキスポライナーのHMを付けたEF80と12系です。

こんなにいても持ち主はどれが自分の車かパッと見でわかるのは我ながら凄いなぁと思ったり。自分の車はこういう時のためにスミ入れしていますが、汚し方も十人十色なので意外とわかりやすい?

ここから先はよその子のコーナー

223系
内装シールや乗務員の人形を入れた力作。少しずつ資料を集めてウェザリングしたいとのことで今後に期待。


E231系0番台の川越線
リサイクルショップの模型コーナーで3両1,280円で叩き売りされてたのを最初は部品目当てに保護したけど、よく考えれば部品はいらないのでレストアすることにしたらしい。前オーナーが雑な筆塗りではみ出しまくりだった帯をあの手この手で修正。普通に元気に動き、当たり前のように灯ったライトに「君本当にジャンク出身?」って声に出してしまったほど。今後は適当な中間車見繕って4両編成にするとのこと。頑張れ。

とまあこんな具合に毎日フリースタイルな模型団体、水鉄モデラーズと愉快な仲間たちと模型転がせて良い息抜きになりました。また一緒に遊んでね。
明日も良い一日になりますように。 おしまい

旅行記のようなもの2022冬 後編

続きです。前回を読んでおくと良いかもしれません。前置きとして読んでおいてください。てなわけで本題へ

3日目 松山→高知

オタクの朝は早い。6時から営業という敷地内のコインランドリーの開店に合わせて部屋を出る。夜に洗濯できていればこの時間にやはり6時から開いている道後温泉へ朝風呂を浴びに行くつもりでしたが、そもそも路面電車がまだ動いていないのでこれはこれで良かったのかも。

洗濯を終え、ホテルで朝食を食べ、今度こそ道後温泉へ。
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朝風呂は「椿の湯」へ。大きな1つの浴槽を囲むように洗い場があり、備え付けの石鹸はない一般的な公衆浴場。脱衣所のロッカーとドライヤーは50円でした。

冬の朝も身体をしっかり温めて一度ホテルへ戻り、荷物をまとめてチェックアウト。まずは大手町へと向かいます。
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四国の青看板は面白い。高松157km、高知120km、宇和島97km……近所のこの手の看板で3桁kmは一般道ではまずお目にかかれないし、2桁が90km台なのもなかなか。


大手町駅日本で唯一、路面電車と普通鉄道の平面交差が見られる場所として有名ですね。ちょうど両方向から電車が来てくれたので平面交差感が出る感じで撮影。オレンジ一色も思ったより違和感は無いなと思ったり。まあ半世紀以上前から電車の色として採用されてますからね。
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モハ77号。モハ50形は元京都市電らしい。ライトの移設、方向幕の設置など外観に手を加えられているので最初は中古車とは思えなかった。僕が帰ってきてからも新車が納車されたらしいので、こういう吊り掛け駆動の電車も少しずつ数を減らしていくのだろうなぁと。
松山駅まで一区間だが、最後も路面電車に揺られた。

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松山駅絶賛高架化工事中で、かつて松山運転所があったエリアでは橋脚を造る工事が進んでいた。次に来るときは高架化されていそうだなと思ったので記念に1枚撮り、銘品館でお土産を買って待機列に並んだ。
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松山駅1番線の線路には「宇和海3B」と書かれたコンクリートブロックがバラストを台座に傾けて設置されていた。こういうところからもJR四国の懐事情を勘ぐってしまうのは野暮だろうか。
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他には「コキ9両目標」と書かれた標識もあった。荷役設備が併設されていた痕跡なのかな?高架化にあたって松山駅に併設されていた松山運転所と荷役設備は松山駅の2駅宇和島方の南伊予駅の側に移転したらしい。


宇和海で一路宇和島へ。2両だったり3両だったりして、なんなら3両運用の方が多いらしい。前日に見たアンパンマン列車は固定運用らしく、時刻表にも明記されている。ターゲットの子供連れファミリー層には固定運用の方が旅程を立てやすくて良いと思う。

急カーブも車体を左右に傾けて颯爽と進み、宇和島駅に到着。
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降りてまず目につくのは数多く設置された給油装置。併設された宇和島運転区の設備と思われますが、予土線用の気動車はここを拠点に運用されているようなので、ここで給油しているのだろうなぁと。
さらにホームの屋根には排気の煤が色濃く染みついていました。宇和海が1日16往復(2022年1月現在)運行されていればしっかり染みつきますよね。模型趣味者目線ではこういうところもウェザリングのいい参考資料になるなぁと思いました。

乗ってきた宇和海が10分足らずで松山へ折り返して行ったら窪川行きの普通列車が運輸区から出庫してきた。
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時刻表には「海洋堂ホビートレインで運行」との記載があり、数種類ある中からどれがが来るんだろうかと楽しみにしていたらウルトラマンラッピングの車両が。海洋堂ホビー館四万十の10周年とウルトラマンシリーズ55周年を記念した企画展が開催されているらしい。ウルトラマンは履修していないのでさっぱりわかりません。
トイレなしでオールロングシート、ここまでだと地元のと大差ないように見える気動車に125分揺られて高知県窪川へと向かいます。

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四万十川
車窓から見えたその流れは「日本最後の清流」と呼ばれるように実に清らかで、深い渓谷はこの川が長い年月を経て少しずつ削って行ったんだなぁと感じられた自然の雄大さと、遠路はるばるここまでやってきた達成感と、そして乗車中の暇潰しを兼ねてたまたま聴いていた楽曲「Glow Map」*1の歌詞が絶妙にマッチして、こうつぶやいてました。


そんなわけで、長いようで意外とあっという間だった125分を終え、終点の窪川駅で下車。
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運賃表 予土線専用車だからか運賃表も予土線の駅しか記載がない。そういえば前日に乗ったキハ54の運賃表も松山~宇和島の駅名しか入ってなかったなぁと思ったり。
宇和島からの正規運賃は1,870円らしい。僕は9,680円のフリー切符で乗ってきましたが、こんなバグみたいな切符売って本当に経営大丈夫?と思ったり。

駅舎を出たら、駅前の信号機は点滅扱いになっていた。町の中心部の駅前でこれ?と思いつつ、予土線の車内でGoogleマップを見てたら偶然見つけた飲食店へ
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このみ食堂
駅から歩くことだいたい3分。駅近で担当*2を感じられる飲食店があるとは!!って車内で一人気分を上げていましたが……あれ?
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店の入口は雨戸が閉ざし、足元には「本日休業」の札が。まあGoogleマップ食べログにも営業時間の記載はなかったし、四万十町観光協会の記事は2012年7月更新のものなので、営業していればラッキー程度でした。今思えば窪川着が14時23分、店によってはランチ営業が終わってる時間だよなとちょっと反省。
窪川駅へ戻り、駅舎内で営業している飲食店「しまんとえきめしFORM」で遅めの昼食を食べる。
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しまんとえきめしFORM しょうが焼き定食 ¥1,000
地元食材を使ったものらしい。昼間っから飲酒も悪くないな…と思いましたが、この後振り子気動車に揺られるので禁酒*3

駅の周りをうろついたり、団体運用で走っていた「志国土佐 時代の夜明けものがたり」号を手を振って見送るなどして時間を潰し、あしずり12号に乗車。
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この日のあしずり12号には2121と2156のコンビが充当。高知の2000系は2100形と2150形が3両ずつ6両残るのみらしい。
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検札に来た車掌に切符を見せるとなんと高知運転所特製のバースデーカードを頂きました!なんとありがたい、思わぬ誕生日プレゼントを貰えてウッキウキの松原さんを乗せたNのつかない普通の2000系は高知に向けて振り子を駆使して進んでいきます。


高知駅に到着。乗ってきた編成が高知運転所へ入庫するのを見送ってたら桂浜へ行くバスを逃してた(最初から行く気はあまりなかった)ので、まっすぐホテルへ向かうことにした。
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振り返って駅を見るとホームには2700系「きいろいアンパンマン号」が停車中。一昨日琴平で撮ったなぁと思いながらホテルへと歩を進めた。

ホテルへチェックインし、リュックサックの荷物を入れ替えてひろめ市場へと向かう。例によって高知の夕飯は全くノープラン。そこなら飲食店たくさんあるし、高知名物鰹のたたきもた食えるだろうと高を括って行ったところ
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ご覧の有り様である
旅程メモには「夕飯 現地で探す」(原文ママ)だったのでこれは旅程崩壊には含まないだう。最初から「無」だったので。
Googleマップに泣きついたら近くの帯屋町にも鰹料理を食べられる店があったのでそこで済ますことに。お一人様なので5分程度待ったらすぐに案内された。
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明神丸帯屋町店 土佐の塩ぬたかつおたたき+鰹の梅茶漬け
このほかにも高知の地酒「船中八策」を飲んでみたりと色々飲食しました。今クレジットカードの請求金額を見て冷や汗をかいています。

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食べたいもの食べて満足な松原さん、地元にはこういうアーケード商店街が無いから新鮮だなぁと思いながらとさでんの停留所まで放浪。
路面電車はりまや橋で乗り継いでホテルへ帰投。例によって「ミリシタ」のイベントをこなしたり*4、高知でもやっていたアメトーーク!を見るなどして入眠。

4日目 高知→徳島→サンライズ

関東地方を出るとちょっと楽しみなのが県域放送の存在。特にNHKは夕方6時の番組がどこも地域色が出ていて面白い。かく言う僕も普段平日の6時台はNHK水戸のいば6を見ています。民放でも番組表が関東とは全く異なるのでそういう所を探すのもまた面白い。
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例えばこれ。高知県にはテレ朝系列の放送局がないので、10時半からはテレ朝のドラえもん、じゅん散歩、大島容子ワイド!スクランブルが裏番組で同時に放送される。こういうのも関東では絶対にお目にかかれないので、「遠くに来た感」がモリモリ湧いてくる。ところで、高知県は「それいけ!アンパンマン」の作者やなせたかしの故郷ですが、そのアンパンマン高知放送(日テレ系)の金曜11:00~の枠では流れないんですね。そこに驚いた。

列車までまだ時間があるので歩いてはりまや橋へ。
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「日本三大がっかり観光名所」なんて不名誉な呼ばれ方しているのでどんなものかと実際に足を運んでみたけど、言うほどがっかりか?と思った。現役の石造りの橋は立派な石灯篭がついているし、鉄オタの視点では路面電車がこの橋を渡ってる時点で十分面白い。

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高知駅へ向かい、龍馬像を撮ってから特急南風に乗り込み、一路宇多津へ。
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大歩危 岡山行きの場合、進行方向左側の席に座ると大歩危峡、右側に座ると小歩危峡が見られる。偶然だろうが両側の車窓から峡谷を見られるのはお得だなぁと思った。
それにしても南風号、飛ばせるところでは当然高速走行、山の中も前評判の通り急カーブもえげつない速度で通過していく。こんな豪快な走りをする列車が四国中を走っているのを考えると、四国の各県都で新幹線の整備が叫ばれているのも頷ける。

宇多津に到着。ここからは岡山からやってくる特急うずしおに乗り換えて一路徳島へ向かう。そいうえば宇多津では改札を出ないで乗り継ぐ場合には特急料金を通し乗車扱いで計算する特例があったことをふと思いだした。詳しくはJR四国のサイトをご参照ください。旅行業務取扱管理者の資格勉強の賜物です。残念ながら今回の旅行には一切関係ありませんが。


しおかぜといしづちの連結風景。宇多津駅では連結・切り離し作業が頻繁に見られるのでお子様人気も高そうだなぁと。


うずしお13号に乗車。南風3両+うずしお3両の堂々6両編成で瀬戸大橋を渡ってくる。併結相手の南風はこの度3度目の遭遇となる「きいろいアンパンマン列車」でした。お勤めご苦労様です。
宇多津~高松で先頭車となる8号車に乗車。6両編成の8号車って文の破綻もいいところだが、南風が1~3号車、うずしおが6~8号車なので、おそらく繁忙期に南風を増結したときにも号車番号が重複しないようにしているのだろう。
15分ほど後ろ向きに走行して高松に到着。宇多津到着場面では無人だった8号車も、高松では改札から一番近い車両になるためかちらほらと乗客の姿が。閑散期とはいえ3両は過剰なのでは?と思えるほどの乗車率でしたが。

高松と徳島を結ぶ高徳線。直線区間ではスマホの速度計アプリでも130km/hを計測するほど豪快な走り。さっきから四国の特急の走りを「豪快」の二文字で解決しているが、まさしくそんな走りをしてくれた。
例によってあっという間に徳島に到着。駅から一番近い徳島ラーメンの店でラーメンを食し、駅前の大通りの突き当り、眉山の麓にある阿波踊り会館へ。
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ここでは毎日昼は三公演、会館専属連の阿波踊りショーを見ることができ、コロナ禍でも客席で阿波踊りのレクチャーを受けることができる。僕は身体の動かし方が絶望的に下手くそなので、理屈はわかっていても身体は上手く動かせませんでした。
40分のショーを見物し、併設のお土産屋でお土産も調達して徳島駅へ。

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バスターミナルの待機場に観光顔のレインボーHRがいた。日本各地に一定数いるらしいが、基本的に茨城県外でバスマニア行為をやらないので初めて見た。クセになるデザイン。

入場すると目の前にはこれまたレアな2600系が。
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うずしお20号で高松へ出発していきました。土讃線の急カーブに勝てなかった不運?の気動車。それほどあの路線は凶悪な路線なんだなぁと再認識。


鳴門線に乗るときはちょうど沿線の高校の下校時間帯と重なって車内は割と混雑。片方は転換クロスシート、もう片方はロングと転換クロスが千鳥配置になる仕様。デカい荷物を持った旅の者がご迷惑おかけしました。

再び徳島駅に戻ってくる頃には日没寸前になっていました。ここから特急剣山で阿波池田へと向かいます。
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徳島駅に併設されている徳島運転所。徳島は日本で唯一鉄道電化率0%の気動車大国。幼少期から気動車に囲まれて育ったようなものですが、やはり見慣れない車がたくさんいるのはテンションが上がる。聞こえる音は地元と同じ音ですが……
キハ185が「むろと」と「剣山」のヘッドマークと幕を掲出して昼寝していたのでちょっと撮影。たぶんコイツに乗るんだろうなぁと思ってたら本当に来ました。
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乗り込むと今まで乗ってきた四国のどの特急列車よりも古臭い設計。逆にそれがキハ185系独特の味になるんだろうと思った。
外が真っ暗なので今どこを走っているのかさっぱりわからないので音楽を聴きながら乗車。本来なら吉野川の流れが見えたのだろうか。時間帯的に通勤利用者が多いように思えたが、阿波池田まで乗車していたのはそのうち4、5名ほど。

阿波池田駅セブンイレブンで夕食と朝食を調達。しばらく待ってこの日2回目の南風に乗車し、もう一度多度津へ向かいます。
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時刻表には「アンパンマン列車で運転」とあったのでまた黄色かな?と期待していたが、入線したのは「あかいアンパンマン列車」でした。まあ黄色ばっかりよりかはいいだろう。

多度津快速サンポート南風リレー号に乗り換えて高松へ。元121系の7200系が来た。3扉の205系のような設計で、床下からはVVVFの音が聞こえるので、武蔵野線で通学していた人間からするとどこか懐かしい、初めて乗るのに妙な親近感のある車でした。

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サンライズ瀬戸
さて、高松に着くと既に今夜の宿が入線済みでした。急いで高松駅改札外の銘品館へ行って前回の四国上陸で飲んで美味しかったさぬきビールと香川土産を購入、個室に荷物を置いてからシャワーカード購入と、忙しなく右往左往……まさしく今回の旅行でやってきたことの集大成みたいなムーヴをしてようやく個室に入って靴を脱ぐ。
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サンポート高松に見送られ、高松を後にする。東京行きの最後尾、8号車の部屋に入ったからか、高松を出てすぐに検札が来た。以前下りサンライズに乗車したときは小田原あたりまで検札が来なかったのであまりの速さにびっくり。

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岡山の留置線で2700系が翌日の運用に備えてしばしの休息。前回サンライズ出雲に乗車したときにここに停まっていたのは2000系だったので、改めて世代交代を実感。

岡山を出たら姫路まで約1時間ノンストップ。この間にシャワーを浴びて、姫路駅では無事に姫路城を拝むことができました。

5日目 自宅を目指して

岡山で14両になったサンライズエクスプレスは概ね定刻で東へ進み、西明石のあたりで日付変更。三ノ宮までは意識がありましたが、その次に気づいたら豊橋を通過していました。静岡場面では約15分の遅れ。ここからどこまで回復できるかな?思いながら車窓を眺めていました
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家を出て5回目の夜明け。1日目は日の出をモノレール車内で迎えました。写真は根府川のあたりだったと記憶しています。サンライズエクスプレスから日の出を拝むのはこれが3回目にして初めてだったり。
小田原で貨物線に転線。旅客列車のケツを突かずに済むので回復できるかな?と思ったものの、茅ケ崎で旅客線に戻ってしまうのでたいして回復できず。そして辻堂→藤沢走行中におはよう放送が流れ、車掌から13分遅れとのアナウンス。

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鶴見付近で車窓にいきなりE233-7000が飛び込んでくる。「[各駅停車]大宮」と見慣れた表示を出した見慣れた電車がなぜ鶴見に?と思ったが、相鉄直通だったらしい。基本的には新宿・池袋発着だが、朝夕には大宮や武蔵浦和から来る列車もあったなぁと思い出す。いよいよ2023年3月には東急線との直通運転が始まり、東武も新横浜への直通に乗り気なようだが、JRが今後どのような手を打ってくるのか、相鉄がどう応えるかに期待ですね。

品川を通過。聳え立つビル群や、E531やE657も久しぶりだし、何より列車の1本1本が長く思えた。
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12分ほど遅れて東京駅7番線に到着。この遅れで上野東京ライン北行は発着番線の変更が生じるなど、軽微だが駅員はちょっと迷惑してるだろうなぁと思うような事象が発生。品川で追い越したE531に乗り込み、松戸回りで南流山へ。


通学で毎日のように乗ってたTX-2000系で、普段なら大学に行く時間帯に帰る向きの列車に乗る。最後まで非日常感たっぷりでしたが、その時の松原さんの感想はこちら↓
あれだけディーゼルカーを乗り回し、吊り掛け駆動の路面電車にも乗っておいて最後はこれである。実際のところTXは結構うるさい。
12月のダイヤ改正で結構タイトになってしまった守谷でのバスへの接続もなんとか乗り越え、無事に帰宅できました。

というわけで、「バースデイ四国2022」と銘打った今回の奇行紀行は無事に終了です。ここまで長ったらしい文章にお付き合いくださりありがとうございました。
次の記事は……めぐりん号の関鉄便に乗った時のやつか久しぶりに模型の話でも。いつも通り予定は未定です。それではまた。

*1:松原さんもこの旅行中に熱心に(?)プレイしていたスマホゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズのサービス開始3周年を記念した楽曲。

*2:松原さんは上述のゲームでアイドル「馬場このみ」を担当しています

*3:松原さんは以前スーパーおきに乗車した際、調子乗って飲酒したら盛大に乗り物酔いしたことがある。そのことは一切書いてないけど詳しくはこちら

*4:前日から担当アイドルも参加するイベントが開催されていた

旅行記のようなもの2022冬 前編

どうも、松原です。早いもので2022年の12分の1が終わろうとしています。バスタ新宿行ったらなんかエモくなったので思いついた言葉をタラタラと書き連ねたものを投稿してから早3ヶ月、バスを貸し切ったり、論文の執筆を終えたらA4見開き2枚に圧縮したり、それを元にパワポを作ったり、無料運行のバスに乗ったりと色々てんやわんやしつつも、こう毎日が大型連休みたいな学生生活が終わってしまうのだなぁと思う日々を過ごしてきました。

予備知識

本題に入る前にちょっと昔話を。時は遡って2020年秋くらい?、アニメイトアイドルマスターがコラボした日本縦断フェアが開催され、見事僕の担当アイドル、馬場このみさん(24)が山口県の代表として防府店に等身大パネルが設置される運びになることが発表されました。喜び勇んだ僕は友人に頼んでサンライズの寝台券を確保してもらい、ついでに高松店に設置されている大神環(12)のパネルも拝んでいこうと高松に宿を取りました。
というわけで、12月25日、クリスマスの夜に件の友人と野郎2人でラーメンを食べ、彼に見送ってもらう形で単身西へ向かいました。こうなったのはキャンペーン開始日が26日なのが悪い。


ブレッブレですね。それだけテンションが上がってたわけですが。
目的通り防府で担当の姿を拝み、厳島神社に参拝し、岡山始発の特急うずしおでいざ高松へ!
いやぁノリノリですね。ディーゼルカーは地元で好きなだけ乗れますが、「特急列車」ともなれば京都か函館まで行かなきゃ乗れないので。んで、乗り込むと同時に車内の便所へ駆け込んで用を足していたところで「多度津駅で触車事故が発生したので、当駅で運転を打ち切ります。」と放送。
便座に座って終わった架線下ディーゼル部……窓口で特急券を払い戻し、定刻通り動いていたマリンライナーで瀬戸大橋を渡りました。これが初めての四国上陸でした。

前置きが長くなりすぎましたが、1年ちょっと前にこんな事がありました。やはりなんとしてでも四国リベンジしたい。そんな思いを叶えてくれる切符がありました。この記事を読んでいるでんぐるま・ひろし諸兄は、JR四国が「バースデイきっぷ」なるものを発売していることは御存知だろう。誕生月の連続する3日間、JR四国全線、土佐くろしお鉄道、四国内JRバスの一般路線を全区間、特急含め乗り放題になる企画切符である。僕は1月生まれなのでちょうどいいと思い購入を決意。だいたい2ヶ月くらい前から旅程を組み、年末には準備が整っているレベルまで仕上げていました。飛行機と宿くらいしか取るものないし、「この間適当にうろつく」なんて旅程です。すぐにできます。

1日目 自宅→香川放浪

朝4時に起床し、羽田空港へ。この時はまだ家族以外誰にも四国へ行くことを伝えていなかったので、羽田の1タミにいることを公言したら「高飛び?」と言われる始末。


JL475便、 JA312Jで高松へ。運賃が同額なのでNH便にするか迷ったのですが、JLの方が20分遅く離陸するのでこちらを選んだらまさかの国際線機材。Wi-Fiが無いのはなんだかなぁと思いつつも、窓から見える地上の景色を見ながら今どの辺飛んでるのかな?と想像するのも意外と楽しかった。

関東平野どこまでも広大かつまっ平。奥は那須になるしい。中央やや右、ウイングレットの根本の左側に筑波山が見える。平地から見ると大きく横たわって見える筑波の山も24,000ftから見下ろせば物凄く低く見える。

甲府盆地地理の教科書でよく扇状地として紹介される地域ですが、生で見るのはこれが初めて。教科書の写真通りの地形でちょっと感動。かのユーリイ・ガガーリンは人類初の宇宙飛行からの帰還後に「地球は青かった」と語ったが、僕は自身5回目の航空機搭乗後に「甲府盆地は教科書通りだった」と言っている。
姫路上空から瀬戸内海へ出て、右に小豆島を見て高松空港に無事着陸。

高松空港のリムジンバスたち。この後ろにJバスが止まっており、意図的に切り抜いたものであるが、MS8とセレガRが並ぶ姿はどことなくコロナ禍前の成田空港を思い出す。

バスを横目に歩いて空港前の坂を下り、一軒目のうどん屋へ。

かわたうどん わかめうどん ¥450
朝食は軽く食べただけだったのでガッツリ食べるのはこれが一食目。本当はこの店のちょっと先のうどん屋に行くことも検討していましたが、もう一杯食べてから空港前の坂を上って空港発のバスに間に合うか不安だったのでうどんは諦めて空港へ戻ることに。


琴空バス 高松空港→まんのう町役場 香川200か664(KL-RU1JHEA)
この車、貸切仕様のセレガR FCに後天的改造で降車ボタンを取り付けた代物。世の中面白いバスがいるもんだなぁと思いながらバスに揺られること40分弱、まんのう町役場に到着。

バス停から徒歩10分くらいで二軒目のうどん屋へ到着。

太郎うどん きつねうどん小 ¥300
外の風が強かったので温かいうどんが沁みる。ごちそうさまでした。

お店を出てから少し歩いて線路際へ。


YouTubeの走行風景動画で何度も見た撮影地ですが、上り坂からのカーブで振り子気動車がしっかり車体を傾けながら力強く迫ってくる様は圧巻で、とても楽しい撮影地でした。

25分くらい歩いて琴電琴平駅へ。

お馴染みの京急1000形。前回乗車したときは仏生山でクラファン出資者の撮影会をやってたなぁと思い出しながら仏生山へ。



「仏生山のヌシ」こと電動貨車デカ1と先日引退したレトロ電車300号。300号は仏生山の入換車としてこのまま残るらしい。

続いて瓦町へ移動し、志度線を乗り潰すことに。

801号と701編成による名市交中古の3両編成。801号はパンタの生えた制御付随車という珍妙な車。

貫通扉跡の大きな窓から覗く地下鉄の顔。面白い電車だなぁと思いながら志度線を単振動*1して片原町へ。



寄鳥味鳥 若どり+とりめし ¥1,400
夕飯は香川名物骨付き鶏。前回は年末の土曜日だったのもあって店内は満席。泣く泣くテイクアウトしてホテルの部屋で食べたわけですが、やはり店で出来たてを食べたい。てなわけでリベンジ達成です。

チェックイン時間が近づいてきたので一度ホテルへ。荷物を置いて未乗の琴電長尾線の乗り潰しに出ました。

長尾駅。いきなり線路が終わって、道路の向かいは一般住宅。今まで見たことのない線路の終わり方に呆気に取られてしまいました。
例によって単振動。換気で半開状態の窓から常時吹きつける風のせいで腹を下して瓦町で緊急ピットインしたのも今となっては笑い話ですね。
ホテルに戻り、部屋のシャワーで身体を温めて眠りにつきました。

2日目 高松→(寄り道)→松山

まずは腹ごしらえから。

味庄 かけうどん大+とり天 ¥400
朝6時から営業している味庄へ。この店も前回訪問時は定休日で食べられなかったのでちょうどよかった。

ホテルの朝食は高松駅構内のパン屋で好きなパン2つと飲み物を引き換えるタイプだったので、交換してからラッチ内へ。


JR四国は異形式併結を平気でやっているのも面白い。関東ではE231-1000とE233-3000くらいでしか見られないからな。私鉄だったら京急小田急、地元の関鉄でもやっているが。


いしづち3号で松山へ。宇多津で岡山から来たしおかぜ3号と連結し、堂々8両編成で予讃線をかっ飛ばす。スマホGPS速度計アプリを入れて速度を測っていたが、車体を傾けながら130km/h近く出す区間も多く、振り子特急の本気走行を堪能できた。

あっという間に松山に到着。松山駅は2面3線の構造で、特急列車は駅本屋に面した1番線から発着する。この駅の面白ポイントは、しおかぜ・いしづちが高松方に、宇和海宇和島方に縦列に停車する点であり、乗り継ぎ需要もあるんだなぁと思った。そして何より折り返しのスピードが物凄く早い。両者10分もかからず折り返して行った。

松山からは普通列車に乗り換えて伊予長浜へ。たまたま乗務員の試験に遭遇し、腕章をつけた乗務員が6、7人乗るワンマン列車に揺られました。
道中景色が綺麗なことで有名な下灘駅にも停車しましたが、ホームには平日にもかかわらず乗客の倍近い人数のギャラリーが溢れており、この人らのうち何人が鉄道利用者なのかな~と野暮っぽいまあまあ大切な事を考えてたら伊予長浜駅に到着。

伊予長浜と言えばインターネット景勝地「ンョ゛ハー゛」こと、ショッパーズ長浜店ですよね。

このために長浜で降りました。というかこの日の行程はここありきで組みました。中は至って普通のスーパーマーケット。納豆が3個パック118円で売っててなんか高いな~と思ったくらい。都内のマルエツ行っても思ったんですけど、たれ・からし付きの納豆3個パックが60円前後で入手できるのってもしかして茨城だけなんですかね?
話を戻す。お弁当とお茶を購入して店を出る。次の伊予大洲方面への待ち時間が一番短い時間帯を狙って来たので長居は禁物。心残りはあるが長浜駅へと足を進めた。


松山~長浜~伊予大洲と乗車したキハ54。バスの部品を多用した設計ではあるものの、キハ32よりはバス感は薄め。2エンジン車で力強い走りをするはずだが、前後に振り子特急に乗ってるせいで感覚が麻痺しており、相対的にゆっくりに感じてしまった。

伊予大洲からは宇和海で一気に松山へ戻る。2427とN2000系量産先行車2458のコンビに乗車できてちょっとラッキー。予讃線は海沿いをのんびり走るのに対して、内子線は山の中をトンネルでブチ抜くのでその対比もまた面白い。それでいて宇和海号は車体を左右に傾けながら山の中を軽快にかっ飛ばし、あっという間に松山駅に到着。

松山駅での僅かな折り返し時間に2番線へと急いで回って乗ってきた列車を撮影。レアな量産先行車を撮影できて大満足です。

2000系一族の台車は一般的なディーゼルカーの台車と比べてホイールベースが長く、その分全長も長い。車体と台車とを繋ぐ機構が斜めについているのがいかにも「振り子車の台車」感があって良い。この車は模型も持っているのでウェザリングの参考にします。

駅の観光案内所で伊予鉄市内線の2Dayフリーパスを購入して道後温泉を目指すことに。
文字数が増えるので詳しくは書かないですが(Twitterで「#松原乗車録 #バースデイ四国2022」と調べたら出てきます)、自分でもなんて乗り方してんだよとツッコミたくなるような乗り方をして道後温泉へ。

道後温泉駅駅前には坊ちゃん列車が展示してある。ここが所定の留置設備のようで、ちゃんと銘板まで置いてある。洗車とかどうしてるんだろ?
Googleマップを頼りに道後温泉本館を目指す。工事の囲いがあって目立つだろうと思いながら坂を上っていたら

あった。石畳の歩道、風情のあるガス灯、電線は地中に埋設されるなど、徹底的に道後温泉本館を中心とした景観まちづくりがなされていてこの外壁である。しばらく前までは手塚プロとコラボした火の鳥のラッピングだったらしいが、今のものはよくわからないモザイクアート。白い鳥はシラサギか?地元でも田んぼによくいる馴染み深い鳥さんです。

話を戻していよいよ入浴。工事中のため向かって左側の「霊の湯(たまのゆ)」のみ営業しており、420円で入ることができた。向かって右側のやたら屋根がある方は皇室専用の「又新殿(ゆうしんでん)」で、1952年以来使われていないとのこと。現在は予約制で内部を見学できるらしい。
道後温泉でしっかり温まったら再び路面電車の乗り潰しに出る。時刻表を見たら、ちょっと待てば一日14往復のみ運行、土日祝日運休の6系統本町線に乗れそうなのでそれを目指して松山市内を右往左往して松山市駅へ降り立つというアホみたいなムーヴをかましてようやく夕食にありつく。


宇和島鯛めし 槇 鯛めし御膳+坊ちゃんビール ¥2,720
美味しかった。宇和島では改札外に出てもゆっくり食事できそうになかったので松山で済ませてしまう作戦でした。ごちそうさまでした。

腹ごしらえが済んだところで路面電車に揺られてホテルへ向かう。変な乗り方したので1日目で元取れちゃいました。

ホテルにチェックインして洗濯物をまとめてコインランドリーへ。ホテルの駐車場にあって、営業時間は6:00~23:00らしい。洗濯乾燥機の前に立ったら「21:30までに使ってください」と張り紙が。現在時刻は21:40。電源が落ちて施錠されるとのことで、洗濯は翌朝にしようと部屋に戻り、ミリシタのイベントをこなして*2眠りにつきました。旅行中にソシャゲに没頭するなと思う読者もいるだろうが、担当のイベントなので仕方ない。

【おまけ】


ホテルへ向かう途中に見つけたお店(閉業済みらしい)の看板。松平健みたいだな~と撮影。松原家は一家揃って暴れん坊将軍の再放送に夢中。いいお土産写真になりました。

さて文章がえらい長くなってきたのでとりあえずここまで。後半は3日目から5日目に帰宅するまでを予定しています。

*1:乗ってきた列車で引き返す行為

*2:実際は前日、琴電に揺られる最中にイベントが始まっていたが、緊急メンテナンスが始まったのでほぼ1日イベントのことを考えずに済んでいたが、メンテが明けてしまったのでやらねばならなくなった

つばさ観光 つくば230う38・水戸200か2204

前回、「中古で移籍してきたJバスで帰路についた。」と締めたので今回はそのJバスの話と、このまま死蔵しておくのももったいないので同日に運用入りしたMM8のお話を。

事業者:つばさ観光
登録番号:つくば230う38
形式:LKG-RU1ESBA
年式:2011年
所属:本社営業所

元ウィラーエクスプレス(元番不明)のハイデッカーのセレガ。東京五輪の関係者輸送にも参加したらしい。

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22.1.23 いばらきフラワーパーク
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22.1.23 つくばセンター
外観
オール固定窓。床下に仮眠室がないため、元長距離路線車とは思えない仕上がり。言われなければ(言われても?)ウィラー中古とは思えない。前面のLEDはウィラー時代から搭載されているものらしく、普段表示される「つばさ観光」表示の他、「回送」とかも出せるらしい。
ホイールはメッキのものを履いており、ハブキャップも日野のロゴが入ったものを装着。

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22.1.23 いばらきフラワーパーク
内装
現在は4×12列の49人乗り仕様で運用されているが、ウィラー時代は4×10列仕様だったようで、今も荷物棚の座席番号ステッカーにその痕跡が残る。
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22.1.23 いばらきフラワーパーク
運転席直上の液晶画面は純正品より小型のものが取り付けられている他、(おそらく)ウィラー時代のものであろうカーテンレールが残っている。

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22.1.23 いばらきフラワーパーク
運転席
スイッチ類を観察すると、事業者によって配置や数に若干の違いがあるのが面白い。

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22.1.23 つくばセンター
38号車最大の特徴といえるのがこのステップ灯。足元が青く照らされた出入口はどこか高級感さえ感じる仕上がりに。

「一度でも多く乗れますように」と水戸へ向かうMS8の背中を見送り、筑波山経由で帰路につく。沼田~筑波山神社の山道も3速で軽々と登り降り。本当の山道は神社より先の区間だが、そこの走りはまた機会があれば。一口に「Jバスのセレガ・ガーラ」と言ってもADG-RU1系の販売開始から今年で17年。それだけ経っていればバスターミナルがこの顔とMS9で埋まるよなぁと思う次第。

おまけに「元日産観光のクイーンⅠ(中央床下便所付き)」が諸事情で入庫し、その代走で現れたつばさ観光自社発注のMM8のお話。

事業者:つばさ観光
登録番号:水戸200か2203
形式:KK-MM86FH?
年式:2002年
所属:茨城中央営業所

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22.1.23 いばらきフラワーパーク
つばさ観光の自社発注車で、登録番号の遍歴は土浦230あ283→つくば230い283→現在のナンバー。
内装は撮っていないが、別の日に乗車した友人の乗車レポを見るに、座席は4×7列(最後部は3人掛け)+補助席4の31人乗りの様子。補助席のない2列は回転サロンとなっているらしい。

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22.1.23 いばらきフラワーパーク
ホイール
2192がメッキ仕上げのホイールキャップを装着していたのに対して、この車はメッキホイールを履いている。やはり観光バスは足元がメッキで輝いていると全体が締まって見えるように思う。

いつも通り話のオチを見失ったところで今回はここまで。最後に「ひたちのくにめぐりん号」の運行に際して、尽力した関係各所の皆様に心から御礼申し上げると共に、この実験から次のステップに進んだらまた乗りに行こうと思う。

[2022.2.5 追記] 2203号車に乗車した友人のブログ記事へのリンクを追加

つばさ観光 水戸200か2192

2021年11月から22年1月にかけて試験運行された「ひたちのくにめぐりん号」に乗車してきたので、その時に乗車したバスのあれこれを綴っていくことにする。まずは最終日に乗車したつばさ観光の2192号車から。

事業者:つばさ観光
登録番号:水戸200か2192
形式:KC-MS829P
年式:2000年
所属:茨城中央営業所

元日産観光のエアロバスで、水戸200か105→土浦200か1422として活躍。つばさ観光移籍後は笠間市内にある茨城中央営業所に所属。

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2022.1.23 土浦駅東口
外観
転属にあたってつばさ観光塗装に塗り替えられたが、屋根は日産観光時代のままとなっている。
側窓は前方から固定窓、T字窓×3、固定窓という構成。個人的にMS8系はこのレイアウトで導入する事業者が多いように思う。

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2022.1.23 つくばセンター
運転席
床から棒ギアが生えているが、エアの補助があるので見た目の割に軽い操作で繋がるらしい。

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2022.1.23 土浦駅東口
エンジンキーのキーホルダーに日産観光時代の元番が。

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2022.1.23 つくばセンター
内装
座席は12列+補助席8の57人乗り仕様。

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2022.1.23 いばらきフラワーパーク
足回り
メッキのホイールキャップを装着。三菱ロゴがあるので純正品?ホイール事情には疎いので識者に教えを乞いたい。

KC-代としては最末期の個体だが、中古市場にJバスやMS9が溢れる時代。徐々に姿を消しつつあるMS8に一度でも多く乗れるようにその背中を見送り、中古で移籍してきたJバスで帰路についた。