松原の部屋

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キハ100形、新天地へ

ご無沙汰してます、そしてあけましておめでとうございます。トモです。ここ数ヶ月更新を怠っておりましたが、近況は中の人のtwitter(https://twitter.com/katsuta415)でも見れば何やってるかわかるのでそちらをご確認ください。

さて、先日(と言っても投稿時点で2週間前になりますが・・・)関東鉄道で長きにわたって活躍したキハ100形がついに引退、そして筑西市にある「ザ・ヒロサワ・シティ」での動態保存のための陸送が行われました。
引退記念イベントは残念ながら不参加、車両基地の敷地外から遠望レンズでバシャバシャ撮ってましたが、搬出は吊り上げから見学。今回は簡単にその模様をお伝えします。
また、ここで公開する画像は全て車両基地敷地外の公道から、夜間はストロボを焚かずに撮影したことを明記いたします。

2017年1月8日(日)
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2両並んだ100形。キハ102(手前)は側面を中心に大きな塗装剥離がありましたが、このイベントの前々日まで車両基地の塗装棟に入り、簡易的ながらお色直しがなされました。
両車とも先述の通り、動態保存のためにエンジンは整備されており、イベント開始前にエンジンを起動させていました。
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一緒に展示されたDD502
こちらも昨年にお色直しがなされた機関車です。昨年11月のイベントで職員さんに尋ねたところ、車籍がある休車状態、エンジンの点火機構が不調らしく、今のところ自走はできないそうです。
イメージ 3イベント開催中、サプライズで自走したキハ101。幕も回されていました。
8日の水海道の天気は曇りのち雨。イベント午後の部の終盤まで天気は持ちこたえられず、涙雨となったそうです。

1月14日(土)
イベントの6日後、ついに長年住み慣れた水海道の地を離れる日がやってきました。
陸送担当は大阪府のアチハ(株)。同社は、交通科学博物館の収蔵車両の京都鉄道博物館への移設や、関鉄キハ350形の横浜港への陸送作業などに携わったベテラン企業です。車両吊り上げは地元の建機会社2社が担当しました。
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作業員によって吊り上げ位置まで手押しで移動するキハ102。自重34tの鉄の塊もひとたび動けば男10人で動きました。
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フライング常総(これがやりたかっただけ)
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空を飛ぶ台車。
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陸送準備を終えたキハ102が奥に押し込められ、吊り上げのクレーンでキハ101を牽引。101を吊り上げ位置まで動かし、ここで時計は12時を回り、昼休憩。13時から作業再開とのことで一旦帰宅し、各種装備を整えたら強風が自転車を漕ぐ私に容赦なく襲い掛かってきました。「作業開始に間に合わない!」と全力で自転車を漕ぎましたが・・・
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間に合いませんでした。
何やら12:45には作業が再開していたそうで落胆。帰らない方が良かったなぁと思いました。
その後、台車積載やトレーラーの停車位置変更などが行われ、日中の作業は終了。

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~約10時間後~
日付は変わって午前0時過ぎ。ついに水海道の地を離れるときがやってきました。
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0:40頃、キハ101へのトレーラー連結完了
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1:05頃、キハ101搬出。下館行きで搬出されるのが涙腺を刺激。
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続いて1:23、キハ102搬出。
下館側の快速HMはついに剥がされることなく搬出されました。個人的には塗装手直しするときに剥がせばよかったのにと思いました。こちらは取手幕。

翌日、無事に新天地「ザ・ヒロサワ・シティ」の展示線に入線。早速展示位置まで5~10mほど自走したそうです。
現地に行った人によると、2両は連結状態で展示されており、ジャンパ栓、ブレーキホース、貫通幌なども接続されているそうです。

それでは今日はここまで。お粗末さまでした。