松原の部屋

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普通の高校生が【第84回土浦全国花火競技大会】にいくついでにバス撮りに行ってみた。

おはこんばんちは。今回は10月3日に行われた第84回土浦全国花火競技大会に行ってきました。
「10月に花火大会をやるなんて珍しいじゃん」という話はよく聞きますが、この花火大会の目的は全国の花火師さんが来年に向けての新作花火をここで披露するというコンテストなのです。

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写真のように桜川畔から花火を見ることができます。自分が見た場所は土浦駅から徒歩数分のところで、障害物はあるもののなんとか見ることができる場所でした。


今回の目的は花火だけじゃありません。この花火大会に伴う観覧者輸送の臨時バスを撮りに来たんですが、巷から"関鉄バス祭り"と呼ばれるほど恐ろしい量のバスが押し寄せてきます。

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乗客は乗車券を購入する必要がありますが、バスの発車30分前からこんな人だかり。土浦駅に列車が着くとホームは人で溢れかえり、その乗客が東口のシャトルバス待機列に並ので乗客はなかなか減りません。

高架道の土浦ニューウエイを関鉄バスが貸し切ってひたすらピストン輸送を繰り返すのですが、地元土浦営業所の車では足りないため、つくば中央、筑波北、竜ヶ崎、水海道、取手、水戸といった関鉄本体だけでなく、関鉄観光の土浦、佐原や関鉄パープルバス関鉄グリーンバスまでもが応援に駆けつけるまさに"関鉄バス祭り"です。
道路の都合上、土浦ニューウエイ東口側終端でバスの渋滞が起こります。これが実に興味深い。乗客のように減った分だけまた追加、バスがどんどん溜まっていく風景は博多の人にとっては日常風景かもしれませんが、茨城ではお祭り騒ぎ。そのお祭り騒ぎの画像がこちらです。

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このように恐ろしい量のバスがどんどん押し寄せて来る姿は圧巻で、関鉄の本気を見せつけられました。洪水による浸水被害を受けた水海道営業所、ほとんどの車両が無事で、今年も土浦花火の臨時バスに参加していました。
また、10月1日より関鉄バスの水戸、取手エリアの路線バスで全国10種の交通系ICカードが利用できるようになり、対応車両には前面にICカード対応のステッカーが貼られています。自分が初めて遭遇したICカード対応車は水戸営業所の1931MTでした。
また、この花火大会臨時バスは関鉄グループのあらゆる営業所からバスを集めて走らせますが、今年納車されたばかりの新車から平成4年式の車まで多種多様な車が走ります。

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こちらは観光土浦営業所の1666TC。平成4年式の富士重工6Eです。

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そしてこちらが観光佐原営業所の1608SW。同じく平成4年式の富士重工6Eです。
関鉄に6Eはこの2台しか残っておらず、非常に貴重な車両が顔を合わせたわけです。

花火が打ち上がる中、土浦駅西口から水海道駅までバスで帰ります。

とまあ水海道までは個人的に思い入れのある9317MKに乗車。中扉が4枚折戸なところが印象的です。
このバスの走行ルートは花火打ち上げ会場の近くを通るためこんな風景が見られました。

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バスの中から花火鑑賞。すぐ近くで打ち上がっているのでとんでもない爆発音。エンジンの音がかき消されるほどの大きい音でした。
土浦の市街地は渋滞が発生しており、進んでは止まってを繰り返し、花火鑑賞にはもってこい。ただ市街地を出てつくば市へ向かうといつもと変わらない風景でした。
乗客は自分含め2人だけ、もう一人の乗客は土浦市内で降り、そこから1人も乗ってこなかったため、水海道駅まで貸切状態。

約1時間のバスの旅を終え、水海道駅に降り立ち、今度は常総線で帰路につきます。

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水海道駅の改札機も新型に交換されていました。今のところ、水海道、小絹、守谷、稲戸井、新取手、寺原、取手(乗換改札を除く)の改札機が交換されているのを確認しましたが、これはバス同様に全国10種の交通系ICカードを利用できるようにするためなんじゃないかと淡い期待を抱いています。

浸水被害を受けた常総市は平穏を取り戻しつつありますが、復興にはまだ時間がかかりそうです。

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水海道駅の下館寄りには仮設の車止めが設置されていますが、ポイントモーターや、バラストが新しいものに交換され、復旧に向けて一歩一歩進んでいるのを実感しました。